実験室の風景
実験を行う上でのテクニックや我が研究室の流儀などを公開し、それが訪れた方の参考になれば幸いです
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溶媒留去
合成反応後の処理にほぼ確実に絡んでくるのが溶媒留去です
通常はアスピレーターかダイアフラムで行うと思います
今回はこの辺りについてです
通常はアスピレーターかダイアフラムで行うと思います
今回はこの辺りについてです
まずどんな場合でも固体があると突沸の原因になりますので
完全に溶解している状態で行うと良いでしょう
できない場合は突沸気配がでたらコックを一瞬開けるというのを繰り返すといいですね
つづいて、溶媒の体積は容器の5分目までが安全圏です
5分目以降は突沸の恐れありです
しかしながらフラクション濃縮などで大量にやる場合はやはり大目に入れたくなるのが人情でして・・・
そんな場合は様子を見ながらすると良いです
安定して飛び始めたら突沸することはあまりありません
それでも突沸覚悟です
さて、低沸点溶媒を留去する場合は深く考えなくても装着するだけで飛んで行ってくれます
ジクロロメタンやエーテルのような場合は水槽あるいは浸けずに行うと突沸しづらいです
エーテルは冷却管で凝結せず二次トラップに溜まると思いますが
そのせいで実験室に曝露します
エーテルは可燃性ですからこの点を十分気をつけましょう
できればエーテルはドラフト内で留去するのを推奨します
メタノール、クロロホルム、THFなどは40℃程度の湯浴に浸けます
沸点60℃くらいの溶媒は調子よく飛んでくれるし
大量曝露することもないので私は好きです
できれば全ての処理をこの辺の溶媒で行いたいです
酢酸エチル、エタノール、ベンゼンくらいになるとだんだんと飛び難くなってきます
それでも少し時間をかけてやれば匂わない程度には飛んでくれます
つづいて水、ピリジン、DMFについてです
モノが温度に敏感でなければ湯浴温度を50℃くらいにします
水は、トルエン、ベンゼン、ブタノールと共沸留去できますので
たとえば分配で水層にモノが行っても大丈夫です
時間は掛かりますが除けます
ピリジンもトルエンと共沸留去できます
DMFは専用の真空ポンプを用意してそれで減圧します
共沸溶媒があるかもしれません
湯浴温度は60℃くらいにするといいですがモノ次第です
最後にDMSOについてですが・・・
DMSOを留去するのはやったことがありません
DMSOは留去するよりもカラム精製するのがいいと思います
それでもモノと被ったらおしまいなのでできれば使いたくない溶媒です
噂によるとエーテル分配でエーテル層に行くそうなんですがやったことないです
完全に溶解している状態で行うと良いでしょう
できない場合は突沸気配がでたらコックを一瞬開けるというのを繰り返すといいですね
つづいて、溶媒の体積は容器の5分目までが安全圏です
5分目以降は突沸の恐れありです
しかしながらフラクション濃縮などで大量にやる場合はやはり大目に入れたくなるのが人情でして・・・
そんな場合は様子を見ながらすると良いです
安定して飛び始めたら突沸することはあまりありません
それでも突沸覚悟です
さて、低沸点溶媒を留去する場合は深く考えなくても装着するだけで飛んで行ってくれます
ジクロロメタンやエーテルのような場合は水槽あるいは浸けずに行うと突沸しづらいです
エーテルは冷却管で凝結せず二次トラップに溜まると思いますが
そのせいで実験室に曝露します
エーテルは可燃性ですからこの点を十分気をつけましょう
できればエーテルはドラフト内で留去するのを推奨します
メタノール、クロロホルム、THFなどは40℃程度の湯浴に浸けます
沸点60℃くらいの溶媒は調子よく飛んでくれるし
大量曝露することもないので私は好きです
できれば全ての処理をこの辺の溶媒で行いたいです
酢酸エチル、エタノール、ベンゼンくらいになるとだんだんと飛び難くなってきます
それでも少し時間をかけてやれば匂わない程度には飛んでくれます
つづいて水、ピリジン、DMFについてです
モノが温度に敏感でなければ湯浴温度を50℃くらいにします
水は、トルエン、ベンゼン、ブタノールと共沸留去できますので
たとえば分配で水層にモノが行っても大丈夫です
時間は掛かりますが除けます
ピリジンもトルエンと共沸留去できます
DMFは専用の真空ポンプを用意してそれで減圧します
共沸溶媒があるかもしれません
湯浴温度は60℃くらいにするといいですがモノ次第です
最後にDMSOについてですが・・・
DMSOを留去するのはやったことがありません
DMSOは留去するよりもカラム精製するのがいいと思います
それでもモノと被ったらおしまいなのでできれば使いたくない溶媒です
噂によるとエーテル分配でエーテル層に行くそうなんですがやったことないです
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